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2021.09.14
#HERB
SAVORY [サボリー]
科名:シソ科
和名:木立薄荷(キダチハッカ)
香りの種類:トップ〜ミドルノート
香りのイメージ:爽やかで清涼感のある香り
香りの効能:精神を強く前向きにしてくれる
食用ハーブの効能:消化促進・血行促進

あまり聞き慣れないハーブのサボリー。セイボリーとも呼ばれたくさんの種類があります。
代表的な種類には一年草のサマーサボリーと多年草のウインターサボリーの2種類があり、一般的にサボリーと呼ばれているのはサマーサボリーです。ウインターサボリーもハーブとして利用されていますが、芳香が柔らかなサマーサボリーの方が広く利用されています。
大半は地中海沿岸原産のシソ科の植物で草丈が30〜50cmほどに育ち、夏に淡いピンクの花を咲かせます。
サボリーの学名Saturejaは、ギリシア神話で酒神バッカスの従者であるSatyros(サチュロス)からきたといわれています。お酒と女性が好きといわれていたサチュロス、そこからサマーサボリーは媚薬として使われていた歴史もあり、修道院での栽培が禁止されていました。

サボリーはスパイスのようなピリッとした刺激のある味と香りが特徴的で、古代ギリシア・ローマ時代から肉料理や内臓料理の臭み消しとして利用されていたそうです。タイムにもよく似た香りのハーブですが、より鮮烈で刺激的な強い香りをもっています。
「ペッパーハーブ」とも呼ばれるサマーセボリー。コショウが高価であった大航海時代以前は、コショウの代用品としても利用されてきました。
また「豆のハーブ」とも呼ばれ豆料理との相性がよく、ヨーロッパでは煮込みやスープ・サラダなどに多く使われています。南フランス生まれのハーブミックス「エルブドプロヴァンス(サボリー・ローズマリー・タイム・オレガノの4種の乾燥ハーブを同量混ぜ合わせたもの)」に使われ、魚の煮込み料理の臭み消しと風味付けに利用されています。
「豆のハーブ」と呼ばれるようになった由来が「豆料理に使うと腸内のガス発生を抑制するから」という説もあります。消化機能をサポートしてくれるので、料理に使うだけでなくハーブティーとして食後に飲むのも効果的です。

サボリーの香りは、精神面の強壮作用があり気分をリフレッシュしてくれます。
精神疲労の回復にも役立ち、ストレスによる疲れを改善してくれます。アロマオイルをハンカチに数滴垂らして持ち歩くのもおすすめです。気分を変えたいときなどに嗅ぐと気持ちを切り替えてくれるのに役立ちます。
サボリーの芳香成分に含まれているカルバクロールやチモールは血行促進効果があるといわれています。湯船に精油を数滴垂らしたり、バスソルトに混ぜて入浴剤として使用すると保温効果も増し、冷えの改善にもつながり日々の疲れを癒す効果が期待できます。

通常の範囲内では安心して使えるハーブではありますが、刺激の強い成分が含まれていますので、敏感肌の方・妊娠中・授乳中・小さなお子さまへは注意が必要です。
肌への使用の際は、パッチテストなどを行ってからご使用ください。
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