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2023.02.15
#HERB
THISTLE [アザミ]
科名:キク科 学名:Cirsium
香りのイメージ:穀物のような香り
味:種子はほんのり甘みがある
食用ハーブの効能:肝臓の保護・胆汁分泌促進・老廃物の分解と排泄・血液浄化の促進など

アザミの仲間は世界におよそ300種類あり、原産地は地中海沿岸です。日本へは江戸時代に観賞用として渡来しました。

アザミの中でもMilk thistle(ミルクシスル)は、葉に特徴があり、よく目立つ白いまだら模様が葉脈に沿ってあります。その模様がミルクがこぼれたように見えることから「聖母マリアの乳」と呼ばれるようになりました。それが由来し、和名「マリアアザミ」がついたとされています。高さは1m以上あり、とげを持ち、6〜7月に薄い紅紫色の花を咲かせます。

マリアアザミの種子は2000年以上前、古代ギリシア時代から肝臓病の治療に使用されてきました。種子から抽出した物質は「シリマリン」と名付けられ、1968年に肝疾患の経口治療薬として認可され、ドイツでは今でも医薬品として使用されています。

「シリマリン」は、肝細胞を保護・再生し、肝機能を改善してくれます。肝臓の主要な働きは、代謝・エネルギーの貯蔵・解毒・胆汁の生成です。肝臓の機能が低下してしまうと、エネルギーの流れが滞り、疲れやすくなってしまいます。肝臓は、症状が出にくいので機能が低下していることに気づきにくい臓器です。日常的に、シリマリンを摂ることで、肝臓の健康維持につながります。

お酒の飲みすぎ、生活習慣の乱れ、過度なストレスがある方は、肝機能が低下している可能性があります。寝ても疲れが取れない、なんとなく調子が悪いという方も肝臓が原因かもしれません。そんな方は、寝る前にマリアアザミのハーブティーを飲むと、優しい香りと温かさでリラックスして眠りにつきやすくなる上、寝ている間に肝臓が回復することで、疲れがたまりにくくポジティブに過ごせるようになるでしょう。

マリアアザミの種子はそのままハーブティーとして飲むこともできますが、固いので入れる前に砕くことでより成分を浸出させることができます。ミルなどを使用すると簡単に砕くことができます。味は癖が無く薄めなので、他のハーブとブレンドしたり、レモンやはちみつを入れたりすると飲みやすくなります。安らぎ効果のある、カモミールやリンデンとブレンドすると、より安眠効果が得られるでしょう。

通常の範囲内では安心して使えるハーブではありますが、人によってはまれに下痢や吐き気・腹痛・鼓腸などの症状が出ることがあるので気をつけましょう。またキク科の植物にアレルギーを持つ方は、アレルギー反応を示す可能性があるので摂取時には注意が必要です。
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