WINTERGREEN [ウィンターグリーン]

科名:ツツジ科
香りの種類:ミドルノート
香りのイメージ:気分を高め活気を与えてくれるすっきりとした清々しい香り
香りの効能:鎮痛作用・鎮静作用・抗炎症作用・リラックス作用

ウィンターグリーンは、地を這うように育つ低木の常緑樹で北アメリカ北東部原産のツツジ科の植物です。
丸みのある葉と鐘の形に似た白い花、果実のような赤い実を持っています。
主にカナダや中国で生産されており、印象的な赤い実は「チェッカーベリー」とも呼ばれ和名はヒメコウジです。
ウィンターグリーンの実はティーベリーとして食用にされ、葉と枝は乾燥され上等なハーブティになります。

大正の末期に日本に伝えられたウィンターグリーンは、盆栽愛好家によって日本中に広められたといわれています。
また、エスキモーたちの間では解熱剤や鎮痛剤として、アメリカのインディアンには、肺活量を高めるために葉を噛む習慣があったといわれています。

現在では、クリスマスリースや湿布薬や歯みがき粉、ガムなどのフレーバーの原材料として幅広く利用されています。
湿布の香りに似た鼻の奥をすっきりさせてくれる香りの元はウィンターグリーンから作られているのです。

ウィンターグリーンの葉から抽出できる精油はごくわずかで、大量に生成するためには少なくとも3日間の発酵が必要です。
そんなウィンターグリーン精油は、アロマ専門店でもあまり見かけることができない貴重な精油でもあります。

ウィンターグリーン精油の主成分は、サリチル酸メチルでそれ以外の成分はほとんど含まれていないのが特徴です。
この特徴は他の精油にはありません。
サリチル酸メチルは、アスピリンに近い作用が期待でき鎮痛・鎮痙・抗炎症作用などに優れています。
サリチル酸メチルは湿布薬に使用されている成分であることから打ち身などの痛みにおすすめです。

リンパの流れを良くし、筋肉の痛みに効果が期待できるためスポーツ選手にもおすすめの精油です。
スポーツのあとのマッサージオイルとして利用することもできます。
刺激が強い精油になるためホホバオイルなどの植物から抽出された植物油10mlに対してウィンターグリーン精油1滴の割合で希釈して使用するのが一般的です。

鼻の奥をすっきりさせるような清涼感ある香りは、心がモヤモヤしている時やイライラしている時などに心身を落ち着かせ、頭の中をスッキリさせてくれリラックスできることでしょう。

ウィンターグリーン精油は、薬に近い成分を持った貴重な精油ですが競技においてウィンターグリーンがドーピング違反の対象となった時期があります。現在は除外されていますが、使用の際は注意が必要です。
なお、アスピリンに似た作用があるため、アスピリンアレルギーの方は使用しないでください。また、肝臓病、腎臓病、心臓病、喘息などの持病がある方や妊婦に対しては禁忌となっています。

ウィンターグリーン精油は、使用するには上級者向けといえますが、使用量・使用方法さえ理解すれば、日常でも活用できますし、痛みに対する強い味方となるでしょう。

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