VANILLA [バニラ]

科名:ラン科
和名:バニラ
香りの種類:ベースノート
香りのイメージ:スパイス系でありながらまったりと甘く幸福感を味わうことができる香り
香りの効能:鎮静作用、リラックス作用

スペイン語で「小さなさや」という名前の由来を持つバニラは、スイーツ作りの香り付けとして利用され、世界的にも有名な香料の一つです。

バニラの原産地はメキシコや中央アメリカといわれ、つる性ラン科で常緑の蔓性植物です。
木やほかの植物に巻き付いて30mほどに成長し、一日ほどしか咲かない薄緑から黄色の花をつけます。
花が枯れた後、約半年かけてできる細長い果実の中にはギッシリ入った種子があり、それがバニラ・ビーンズの素です。

バニラの香料となる部分は種子ですが、何もしない状態では甘い香りを感じることができません。
種子が入ったさやを発酵と乾燥を繰り返すキュアリングという工程を経ることでバニラ・エッセンスやバニラ・オイルなどの香料となります。
その後、水蒸気蒸留や溶剤抽出法を経て精油が作られます。

原産地である中央アメリカやメキシコの固定種であるハリナシバチが、バニラの受粉をすることで花を咲かせ実をつけると考えられおり、かつてはほかの土地ではバニラの果実の収穫は不可能でした。
そのためバニラは貴重な天然香料だった歴史もあります。

1841年にレユニオン島で人工授粉の方法が考案され、レユニオンとマダガスカルはバニラ・ビーンズの一大産地になりました。
マダガスカルやレユニオン島で栽培されたバニラは「ブルボンバニラ」と呼ばれ高級品として重宝されています。

バニラの精油(エッセンシャルオイル)は、キュアリング後の水蒸気蒸留や溶剤抽出法を経て作られ手間がかかるため、市場ではなかなか見かけることができないほど稀少です。
バニラの精油は、バニリンというバニラ特有の芳香のほかにもリナロールなどを含んでいます。
バニリンは、香水やアロマオイルに使用されリラックス作用があります。
リナロールにはイライラした気分や興奮した状態などの神経系の過活動を抑制する鎮静作用があり、リラックスしたいときや眠れない夜が続き不眠症に悩んでいる場合に芳香浴をすると甘い香りで心も落ち着くでしょう。

希釈されていない状態のバニラの精油は、濃い茶色で粘性があるためディフューザーを利用するよりアロマストーンを利用して芳香浴する方がおすすめです。
甘い香りが特徴のバニラ精油は、フローラル系・スパイス系・ウッド系との相性がいいためいろんなブレンドに適しています。

バニラの精油は、香りが強い為、高濃度での使用は避け、希釈して使用することをおすすめします。
妊婦の方は、安定期に入るまではホルモンバランスが不安定なため、バニラの精油の使用は禁忌とされています。
用法用量を守り使用しましょう。

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