THYME [タイム]

科名:シソ科
香りの種類:トップ~ミドルノート
香りのイメージ:すっきりとした爽やかな中に甘さも感じられるハーブ系の香り
香りの効能:殺菌作用・抗感染作用・風邪予防・感染予防

タイムは小枝に小さな葉をたくさんつけ、梅雨明けから本格的な夏を迎える頃に小さなピンク色の花を咲かせる低木の多年草植物です。
タイムには約300~400種あるといわれており、代表的なものは、南欧原産のコモンタイムです。
和名をタチジャコウソウといい漢字では「立麝香草」と書きます。
麝香(じゃこう)のような香りが特徴で、茎が立つことからこのような漢字で表現されます。

ギリシャでは、タイムの気品ある香りから兵士の士気を高めるものとして扱われました。
そこから「あなたはタイムの香りがする」という言葉は、困難にも屈しない強い意気や勇気をもつ者という意味となり、男性にとって最高の褒め言葉となったといわれています。

3500年前に存在していたタイム。
古代エジプトでは、防腐剤としてミイラつくりに使われていたとされています。また、清めの儀式や安眠のためのアイテムとして、古代ギリシャ人に利用された歴史があります。
ペストが流行した時代、中世ヨーロッパではタイムの枝を焚いて空気を浄化したり、バスタイムに使われるなど感染を防止するために使用されたと伝えられています。
現在では、タイムのハーブティーを風邪予防やインフルエンザ感染症予防のためのうがい薬として使用する地域もあります。

「タイム」と聞くと、ハーブをイメージする方が多いのではないでしょうか?
タイムは、ヨーロッパを中心に長きに渡り西洋料理には欠かせないハーブとして利用されてきましたが、実はハーブとしてだけではなく、精油(アロマオイルやエッセンシャルオイル)としても利用されています。

タイムは育つ環境によって含まれる成分が異なります。
代表的な5種類の成分についてそれぞれの効果効能をまとめてみました。

・チモール…優れた抗菌作用を持つチモールが主成分。抗感染作用や感染予防に役に立つ
・カルバクロール…サルモネラに対する強力な抗菌効果を発揮
・ゲラニオール…ローズに似た濃厚な甘い香りで、美容関連で使用されることも多い
・ツヤノール…肝臓に良い効果が期待できる
・リナロール…敏感肌等にも使用可能、ストレスなどによる免疫強化が期待できる

タイム精油は、皮膚刺激や作用が強い精油の分類になるため芳香浴や必ずキャリアオイルで希釈して使用するのが一般的です。
とくにケモタイプであるチモール、カルバクロールは皮膚刺激が強いです。また、ゲラニオールは子宮の働きに作用するため、妊婦や授乳中の使用は控えた方がいいでしょう。

ただ素晴らしい抗感染作用をもち免疫強化にも役に立つ精油ですので、シングルオイルで使用するのは難しい場合、すでにブレンドされているアロマオイルを活用するのもおススメです。

OTHER JOURNALSその他の記事

BLUE MALLOW [ブルーマロウ]

HERB

BLUE MALLOW [ブルーマロウ]

TEATREE [ティーツリー]

HERB

TEATREE [ティーツリー]

BLACKBERRY [ブラックベリー]

HERB

BLACKBERRY [ブラックベリー]

PATCHOULI [パチョリ]

HERB

PATCHOULI [パチョリ]