TARRAGON [タラゴン]

科名:キク科ヨモギ属
和名:タラゴン
香りの種類:トップノート
香りのイメージ:ヨモギやアニスに似た甘草のような甘く爽やかな香り
香りの効能:筋肉弛緩作用・ 抗ウイルス作用
食用ハーブの効能:鎮静作用・抗菌作用・強壮作用・食欲増進作用

タラゴンは「食通のハーブ」と呼ばれ、フランス料理には欠かせないハーブです。
タラゴンの原産地はロシア・西アジア・ヒマラヤ地方で、現在はロシア系の「フレンチタラゴン」とフランス系の「ロシアンタラゴン」の2種類あり、それぞれ成分が異なります。一般的にハーブとして使われているのは、フレンチタラゴンです。

タラゴンは乾燥気味の土壌を好み、日当たりと水はけがいい土地で生育するため日本の気候では栽培が難しく、開花せず実も成りません。フレンチタラゴンは30~50cm、ロシアタラゴンは50~80cmほどまで成長し、夏に黄緑色の花を咲かせる耐寒性多年草です。

葉が細くドラゴンの牙のようであることから、フランス語で「小さなドラゴン」を意味するestragon(エストラゴン)の語源から名づけられたといわれています。またタラゴンの根が蛇がとぐろを巻いている姿に似ていることから、ギリシャ語で「蛇」を意味するdrakon(ドラゴン)と名づけられたという説もあるのです。

リウマチや痛風などの鎮痛効果がある薬草として利用されていたタラゴンは、中世以降から料理用のハーブとして使われるようになりました。13世紀にアラビアの本草学者イブン・アル・バイタルの著書の中で「口臭を消し、不眠症を治し、薬を飲む前にこれを飲めば苦い薬も飲みやすくなる」と記されています。

現代では、肉や魚料理の風味づけや臭み消しのために利用されるハーブとなりました。フランス料理によく使われるハーブで、フランス人のキッチンには必ずタラゴンを酢につけた「タラゴンビネガー」があるといわれるほどです。タラゴンビネガーは、食卓の調味料としてサラダなどに使われます。

タラゴンに含まれる芳香成分には、鎮静作用・抗菌作用・強壮作用以外にも肝臓や腎臓の機能を強化する効果が期待できる成分が含まれています。タラゴンには甘草のような甘く爽やかな香りと繊細な風味があるため、胃腸などの消化器系の不調時などにも食欲を増進する効果が期待できます。

タラゴンはハーブとしてだけではなく、アロマオイルとしても利用されています。タラゴン精油には、エストラゴールという成分が約80%含まれており、筋肉の緊張を和らげる筋肉弛緩作用や喘息などを予防できる抗ウイルス作用があるといわれています。関節炎などのマッサージにタラゴン精油を希釈して使うのもおすすめです。

タラゴン精油に含まれる主成分であるチャビコールメチルエーテルは、肌に刺激があるため敏感肌の方は使用に注意しましょう。キク科のアレルギーがある方は合わない場合があります。また製品によっては、妊娠中の使用も禁止されています。

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