RASPBERRY [ラズベリー]

科名:バラ科
和名:キイチゴ
香りのイメージ:フルティーの中に微かな甘みと強い酸味を感じる香り
味:甘味が少なめで酸味が強い味
効能:抗酸化作用・収れん作用・眼精疲労改善作用

ラズベリーは北アメリカやヨーロッパが原産地で、まっすぐに成長する特徴を持つ約1.5~2mの低木性落葉果樹です。日本にも黒に近い赤い実を付けるラズベリーの一種が自生しており、和名はキイチゴです。フランス語ではフランボワーズといわれています。

ラズベリーは、紀元前1世紀に古代ギリシャ人によって発見されたのが起源という話もあります。ラズベリーが栽培され始めたのは、16~17世紀頃のイギリスです。初の栽培記録は1548年とされ、修道士が滋養強壮のために栽培を始めたことから少しずつヨーロッパに広まったといわれています。

ラズベリーの歴史は古く、ギリシャ神話にも登場します。バラ科のラズベリーには棘がありますが、ゼウスの養母イーデーがゼウスのためにラズベリーを摘む際に指から血を流したことから、ラズベリーの実が赤くなったというギリシャ神話もあるのです。

ラズベリーは、ヨーロッパでは食用ハーブとしても利用されています。「マタニティーハーブ」や「妊婦のためのハーブ」といわれ女性の出産になくてはならないハーブとして長く利用されています。これは、ハーブに使用されるラズベリーの葉にはフラガリンという成分が含まれ、女性の子宮や骨盤周辺の筋肉を弛緩させる働きがあるためです。つわりがひどい場合にも、ラズベリーリーフのハーブティーを飲むことで症状の軽減効果が期待できます

スイーツの飾り付けや材料、ジャムに使われるラズベリーの果実はエラグ酸・アントシアニン・ビタミンE・葉酸・食物繊維など女性にうれしい栄養素が豊富に含まれています。アントシアニンは美肌効果が期待できるポリフェノールですが、それ以外にも強い抗酸化作用を持ち、美白効果や体の老化防止に欠かせない成分です。またアントシアニンは、眼精疲労に対して血流を促進して目の毛様体筋の緊張をほぐす効果が期待できます。

ラズベリーには、ラズベリーケトンという香り成分が含まれています。この香り成分は育毛剤に配合される成分の一つです。育毛に必要なホルモンであるIGF‐1は、加齢に伴い減少し抜け毛が進行することがありますが、ラズベリーケトンにはIGF-1の減少を防ぐ働きがあるため、加齢が原因の抜け毛や薄毛予防が期待できます。

ラズベリーの果実にも葉にもさまざまな美容や健康維持に有用な成分が含まれています。しかし、ラズベリーには子宮刺激作用があるため、妊娠初期では使用を控えた方がよい場合もあります。気になる方は、かかりつけ医に相談しましょう。

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