MYRRH [ミルラ]

科名:カンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)
香りの種類:ベースノート
香りの効能:殺菌作用、消毒作用、鎮痛作用、免疫活性作用
香りのイメージ:オリエンタルで、ほんのりとした木の香りと苦味のあるスモーキーな香り

ウッディのほのかな甘さと、個性的でミステリアスな印象の香り

ミルラは原産地がアフリカといわれ、現在は東北アフリカのソマリア、エチオピア、スーダン等に自生するカンラン科コンミフォラ属(ミルラノキ属)の低木です。
白い花を咲かせ香りのある葉をつけます。

ミルラの語源は、ミルラの樹脂が赤茶色で苦いため「苦い」を意味するヘブライ語「mor」といわれており、英語の転写からミルラ(Myrrh)と呼ばれるようになったともいわれています。
和名は没薬(もつやく)です。ミルラは4000年以上前から使用されてきた長い歴史があります。

古代エジプトでは、太陽神ラーへの儀式の際、ミルラを焚いていたそうです。
また、ミルラの強い殺菌力や消毒作用を利用して、ミイラを作る際の防腐処理に利用されていました。
このことから、「ミルラ」の語源は「ミイラ」であるともいわれています。
また、古代エジプト人は、ミルラでフェイシャルパック剤を作り、化粧品としても使っていたそうです。

新約聖書の中では、イエス・キリストの誕生を祝う際にミルラが捧げられたと記されています。
捧げられた三つの贈り物にはそれぞれ意味があり、ミルラは「救世主を表す」とされています。また、イエス・キリストの埋葬でも、香料が捧げられたとされ、その一つがミルラだったそうです。
現在でも、カトリック教会などでは身を清めるためにミルラの煙を使用することがあります。

ミルラの成長は遅く、芳香性の強い樹脂が採れるまでには時間がかかります。樹皮から採取した樹液をそのまま乾燥したものが樹脂です。
樹脂を水蒸気蒸留することで得られる精油は、芳香浴や入浴剤として用いられるほか男性の香料としても用いられます。

ミルラの香りは、鎮静作用と高揚作用のどちらも持ち合わせており、バランスの取れた作用を持っているのが特徴です。
そのため、ミルラのウッディな甘さとスモーキーでオリエンタルな香りを利用し、瞑想やヨガなどにも活用されます。

ストレス軽減のためにリラックスしたい場合には、オレンジやラベンダーの精油とブレンドするのもいいでしょう。
また、元気になりたい、高揚感を取り戻したい場合にはパインなど爽快感のあるスッキリとした香りをブレンドするのがおすすめです。

現在は、ミルラの優れた抗酸化作用を利用した肌ケア製品や歯肉炎、歯槽膿漏予防の口腔ケア製品なども出ています。

ただしミルラは、強い香りを持っているため体調が優れないときは使用を避ける方がいいでしょう。
また、どの精油にもいえますが妊婦や授乳中の方や持病を持っている場合など不安があるときにはかかりつけ医に相談してから使用しましょう。

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