MUGWORT [ヨモギ]

科名:キク科
和名:ヨモギ
香りのイメージ:春の訪れを知らせる爽やかな香り
味:爽やかさが鼻の奥まで届きスッキリとする味
効能:デトックス作用・浄血作用・増血作用・安眠作用

日本生まれの植物であるよもぎは「ハーブの女王」や「万能薬」と呼ばれ、東洋において薬草の代表的な存在です。

春に伸びはじめ約50~100㎝までになり、成長すると茎は立ち上がり小枝のようになります。葉の裏側に、灰白色の細かなくもの巣状の毛が密に生えるのが特徴です。

日本には約30種類のよもぎが分布し、繁殖力が強く土手や野原などでもよく見かけます。日本人に馴染みがある和菓子としても扱われることから「餅草(モチグサ)」という別名があります。また、葉裏の毛を集めて灸に用いることから「灸草(ヤイトグサ)」という異名も持っています。

よもぎが漢方として利用されるときには「艾葉(ガイヨウ)」という名になりますが、「艾」という漢字には「病を止める」という意味があります。中国の文献によると、中国では漢方薬の原料としてよもぎが利用されていることから、この名がついたと言われています。また韓国では、よもぎを中心とした生薬を煎じた蒸気を下半身から体に浴びる「よもぎ蒸し」という民間療法が、約600年も前から行われてきました。

よもぎが「ハーブの女王」「万能薬」と言われるのには、さまざまな効能が期待されるからです。よもぎの若葉は、食用や薬として利用され、乾燥させお茶として飲むことで下痢や貧血に効果があるとされています。

よもぎの葉には、ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンC・ビタミンE・葉緑素・食物繊維などの美容効果が期待できる成分がバランスよく含まれています。よもぎの香り成分であるシネオールやα‐ツヨンには、体を温める作用があり、代謝が上がることで体に溜まった老廃物や毒素の排出を促すデトックス効果も期待できます。

よもぎには体を温める作用があるため、不眠が続くときにはよもぎ風呂を活用することで、入眠しやすくなり安眠効果が期待できるでしょう。手軽に香りを感じられるハーブティーを寝る前のリラックスタイムのお供にすることもおすすめです。

よもぎに含まれる良質の葉緑素は、末梢血管を拡張してくれるため、新陳代謝を高め浄血・増血作用に役立ちます。またよもぎは鉄分も含んでいるため、貧血予防にも効果が期待できます。

よもぎは土手や野原に生息し手に入れやすい身近な植物ですが、「ブタクサ」と「ムラサキケマン」によく似ており、特にムラサキケマンは毒があるため注意が必要です。心配な場合は、スーパーなどで購入するといいでしょう。

さまざまな効能があり、特に女性にはうれしい作用のあるよもぎですが、キク科のアレルギーがある方や、てんかんの持病がある方の利用は注意が必要です。また、よもぎに含まれる「ツヨン」という成分は子宮を収縮させる作用があるため、妊娠中の利用は避けたほうがいいでしょう。

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