LOVAGE [ロベジ]

科名:セリ科
和名:ラビッジ
香りの種類:ベースノート
香りのイメージ:甘さとウッディな深みを感じる香り
香りの効能:鎮静作用・催淫作用・通経作用・リラックス効果
食用ハーブの効能:消化促進作用・利尿作用

ロベジは、修道院のハーブ園で栽培されていたことから、「修道院のハーブ」として知られています。食品・アルコール類・タバコ・せっけん・化粧品類などの香りの原料として使われるハーブの一つです。
ロベジは1.8~2.5mまで成長し、鋭く尖った幅広いひし形に近い形の葉は大きく70cmまで成長することもあります。春の終わりに咲く黄色や緑がかった小さな花は、密集しているため直径2~3mの固まりに見えるのが特徴です。

養分のバランスが整っている土を好み、夏の乾燥が苦手なロベジは冬に栽培されることが多いです。原産地は、ヨーロッパ・アジア説南西部・地中海東部など諸説ありハッキリしていませんが、有力なのはヨーロッパです。

ロベジはさまざまな使い方ができ、葉・茎・種・根とほぼすべてがハーブもしくは食材として利用されています。古代ギリシアやローマでは、スパイスとして利用されていた歴史があります。古代ローマの料理レシピ本である「アピシウス」に登場するロベジは、古代ギリシアの医師・薬理学であり薬草学の父と呼ばれているディオスコリデス氏もロベジを用いていたといわれています。中世に種子が媚薬の材料として使われており、「愛のパセリ」という別名も持っています。

ロベジの茎は、食感や風味がセロリに似ているため野菜としてピクルスやサラダに使われます。また根はハーブコーヒーとしても利用され、消化促進作用や利尿作用があることからロベジティを飲むヨーロッパの自然療法もあるのです。イギリスには、ロベジを原料とするリキュールやブランデーがあり冬の伝統的な飲み物とされています。

ハーブだけではなくロベジの根を抽出されたアロマオイルもあります。精油にされるのは長さ5cmほどの太い根で、稀に葉や種子から抽出されることもあります。ロベジ精油は、殺菌消毒作用や防腐作用がありヨーロッパではせっけん類などに加えられるのが一般的です。

甘さの中に感じるウッディな香りが特徴的なロベジ精油には、鎮静作用があり不安定な気持ちを落ち着かせる働きが期待できます。心身共に疲れているときやストレスを感じるときなどに、芳香浴を行なうことでリラックスできるでしょう。またロベジ精油にはリグスチリドやブチリデンフタライドの香り成分が含まれており、通経作用を持ち月経困難症を軽減させる効果が期待されています。

ロベジ精油は、皮膚への刺激が強いため敏感肌の方や妊婦や幼児の使用はできません。また光毒性があり、紫外線を浴びることで肌トラブルを引き起ことがあるため使用には注意が必要です。

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