JASMINE [ジャスミン]

科名:モクセイ科ソケイ属
和名:オオバナソケイ・ソケイ・ツルマツリ
学名: jasminum officinate 香りの種類:ミドルノート
香りのイメージ:濃厚なフローラル系
香りの効果:情緒に深く働きかけて、心・精神面の問題を助けてくれる作用がある

その濃厚で甘いエキゾチックな香りが強く印象に残るジャスミン。
「名の通った香水にはほとんどジャスミンが配合されており、よいジャスミンがなければ調合ができないといっても過言ではない」という香科の専門家もいるほどです。
たくさんの花からほんの少しの精油しか取れないため、非常に高価なことでも知られています。

インドなど熱帯・亜熱帯地方で広く生育する植物で、約300種もの品種があるといわれています。高さ約1mほどで茎は蔓上に伸び、濃い緑色の葉に可愛らしい小さな白い花をたくさん咲かせます。
花の最盛期は8月の中旬〜下旬。摘む時間によって香りが変化する不思議な植物です。
とくに夜間に摘む花は濃厚でフレッシュな甘さが際立つので、アロマの精油に使用する場合はまだ太陽が高く上がらないうちに摘み取ります。

ジャスミンは古くからさまざまな地域で、愛や官能と結び付けられてきました。
ジャスミンには恋のキューピッドの放つ矢の先端についている花という逸話があり、世界三大美女のひとりクレオパトラがいつも身につけていたほど愛した香りとしても有名です。
夜になると漂う濃厚な香りは、インドでは「夜の女王」と呼ばれ神への供物に使われました。また気持ちを高めることから、媚薬として利用された歴史があります。
子宮のハーブともいわれ、古くから生殖機能を高めるものと考えられてきました。
難産のときに利用したり、生殖器系の治療にも用いられたりしていました。

ジャスミンの香りには、情緒に深く作用して心・精神面での問題をサポートしてくれる効果が期待できます。
これは使用する量により変化をもたらします。
少量の場合は、心を落ち着かせてリラックスさせてくれ、多量に使用する場合は気分を高揚させ、前向きな気持ちにさせてくれます。
またホルモンのバランスを整えてくれる効能もあり、生理痛、生理前のPMS(月経前症候群)、生理不順にも効果があるとされています。
生理が近づいてきたら、お風呂や芳香浴で取り入れてみるのはいかがでしょうか。

ジャスミンティーとしてもよく知られていますが、中国茶のジャスミン茶は、ウーロン茶や緑茶などにジャスミンの花の香りをつけたフレーバーティです。
沖縄に行くとよく目にする「さんぴん茶」はこれと同じものです。ジャスミン茶には殺菌作用があり、口臭や体臭に効果を発揮します。
胃腸を整えてくれる効能もあるので、なんとなく胃の調子がよくないときなどおすすめです。
ただジャスミン茶にはカフェインが含まれているので、妊娠中や授乳中の方は飲みすぎないよう注意が必要です。

精油の使用上の注意としては、香りが強く高濃度なので少量から使用することと、通経作用があるため、妊娠中の方は使用を控えた方がよいでしょう。
また気分を高揚させる働きがあるため、勉強など集中する作業のときには向いていません。

自分だけでなく香りを嗅いだ相手へも作用するといわれるジャスミン。
その時々の自分の状態に合わせて使い方を選んでみてはいかがでしょうか。

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