GINSENG [オタネニンジン]

科名:ウコギ科
和名:オタネニンジン
香りのイメージ:漢方独特の香りの中に微かな土の香りも感じる
味:苦味や渋みを含む漢方独特の味
効能:滋養強壮・美容効果・血圧上昇作用・冷え性改善・抗ストレス作用

「オタネニンジン」という言葉は聞きなれなくても、「高麗人参」なら知っている方が多いと思います。オタネニンジンは、「朝鮮人参」とも呼ばれます。

江戸時代1722年頃に8代将軍・徳川吉宗が栽培していた高麗人参の根(御種)を諸大名に配布し栽培を推奨したことから、その人参を「御種人参(オタネニンジン)」と呼ぶようになりました。1728年には、日光で初めての国産化に成功し5万株もの収穫ができたといわれています。

オタネニンジンの栽培は、他の植物に比べると手間がかかります。冷涼な気候を好み強い光に弱いため日よけが必要です。しかも連作はできず、水滴にあたるだけで株が枯れてしまうため、栽培がむずかしいと言われています。

オタネニンジンは元々中国の植物で、紀元前1世紀の文献である「急就草」という書物に登場していることから、その歴史の深さを感じとれます。中国では、漢方として高い薬効があることから始皇帝が愛飲していたという歴史もあります。

「漢方の王様」と呼ばれるオタネニンジンには、精神安定や血糖降下など幅広い効能が期待され、多くの漢方薬と調合されます。滋養強壮作用に優れているため、脱水症状や病後の衰弱時に処方されることが多いです。

オタネニンジンに含まれるサポニンという成分には、自律神経を調整し低血圧を予防する働きがあります。またジンセノサイドという成分も含まれ、自律神経を整えることでストレスを抑える効果も期待できます。

その他にも、血管を広げ全身に血液を循環させる働きも期待できるため、冷えが気になる方にもおすすめです。オタネニンジンに含まれるサポニンには、菌や紫外線などから皮膚を守る働きがあります。小ジワにも効果があると期待されているため、美肌を保つエイジングケア製品にオタネニンジンからつくられたエキスが利用されています。また、頭皮環境を整えるためヘアケア商品にも使われることがあります。

漢方のイメージが強いオタネニンジンですが、さまざまな使い方があります。その一つが、韓国料理であるサムゲタンです。サムゲタンは、鶏肉の中に高麗人参やもち米などを詰めて煮込んだ韓国料理で、美容や健康に良いと人気です。それ以外にも、人参茶や人参飴などに加工されており、オタネニンジンは中国や韓国旅行のお土産としてもよく見かけます。

滋養強壮や美容にも効果が期待できるオタネニンジンですが、たくさん食べると血圧の急上昇を招きますのでご注意ください。また、妊娠中の摂取もご注意ください。

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