CUMIN [クミン]

科名:セリ科
香りの種類:ベースノート
香りのイメージ:エキゾチックでスパイシーなムスク系の香り
香りの効能:催淫作用・リラックス効果・消化促進作用・食欲増進作用・抗炎症作用

クミンは、地中海沿岸東部原産で約20~40㎝まで成長し、細長い葉と傘形のピンクまたは白の2~3㎝の花が咲くセリ科の一年草です。
中東からインドまでの地域で自生し、種子は「クミン・シード」と呼ばれ地中海地域・中東・中央アジア・南アジアでは香辛料としてよく用いられています。

もっとも古くから栽培されているスパイスとされ、紀元前16世紀の古代エジプトの医学書に記載されています。
中世のヨーロッパでは、神秘的な香りを持つクミンが恋人の心変わりを防ぐものと信じられ、衣装のポケットにクミンを忍ばせて結婚式を行う風習があったそうです。

クミンといえばカレーに欠かせないスパイスのひとつですが、スパイスやハーブ以外にも利用されています。
インドやヨーロッパでは、健胃薬や駆風薬、利尿剤として利用されたり、エイズ患者に使われたりすることもあります。
また、クミンは古くから消化器系の不調を整えてくれるハーブとして用いられおり、現代の研究でも消化酵素の活性を高める可能性があると報告されています。

そんなクミンですが、スパイスやハーブとして用いられる種子の部分を抽出して作られる精油(エッセンシャルオイル)は、心や体にさまざまな効能をもたらしてくれます。
インドでは、クミン精油をアロマオイルやフレグランス、アーユルヴェーダで使用してきた歴史があるほどです。

クミン精油のスパイシーでエキゾチックな香りには催淫作用があり、リラックスと心を高揚させるという相反する効果があります。
これは、クミン精油の香り成分に中枢神経系を刺激する作用があるためです。
気分が落ち込んで元気になりたいときにもイライラを落ち着かせリラックスしたいときにも利用できるといえます。

強い駆風作用があり、腸の動きを促進してくれるため腸内に溜まったガスの排出や消化促進を助けてくれます。
腸の不調や便秘トラブルなど消化器系の不調におすすめのハーブといえます。

芳香浴を行うことでさまざまな効能が期待できますが、独特な香りが苦手という場合にはレモン精油など爽やかな精油とブレンドさせると使いやすくなります。

クミン精油の香りが強い精油になるため使用量に注意が必要です。
刺激が強い精油となりますので、原液での塗布はしないでください。
またクミン精油は、光毒性があるため塗布後4~5時間は直接紫外線を浴びる行為は禁忌となります。
持病や妊娠中の場合には使用することで体調に影響を及ぼす可能性があるため、気になる方は専門医に相談してから使用しましょう。
単体でみると注意事項も多い精油ではありますが、用法用量を守り、他の精油とブレンドすることで使いやすくなる精油の一つでもあります。

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