ARNICA [アルニカ]

科名:キク科
和名:セイヨウウサギギク
香りのイメージ:刺激は強いが気分を和らげリラックスできる香り
オイルの効能:抗炎症作用、鎮痛作用、血行促進作用

中央ヨーロッパ原産のアルニカは、キク科の多年草で和名はセイヨウウサギギクです。
これは、日本の高山植物に元々ウサギギクという植物があり、姿かたちが似ていることから名づけられたといわれています。
山岳地帯の山間の酸性土壌で自生しているアルニカは、高さ約40cmまでに成長し、厳しい山風にも耐えられる強い根を持ち、綺麗で香り豊かな黄色の花を咲かせます。
アルニカの歴史は12世紀まで遡り、預言者であり聖人のヒルデガルト・ビンゲンが記した書物にアルニカが登場しており、アルニカが古くから存在していたことがわかります。

放牧された羊がケガをすると、羊は自ら傷を治すために山岳地に植生するアルニカを食することから「転んだときの万能薬」という俗名を持っています。
また、ヨーロッパを中心に18世紀頃には痛風・リウマチ・静脈瘤・静脈炎などの治療にアルニカが使用されたそうです。

アルニカの花房には、150種類以上の薬学的に有用なフラボノイド・カロチノイド・セスキテルペンラクトンなどの成分が含まれています。
花房の部分を抽出して作られる精油にも、さまざまな作用効果が期待できます。

アルニカ精油に含まれるケイ酸(シリカ)は、打撲傷やこぶ、打ち身などを起こした皮膚組織の再生に有効だといわれています。
幅広い用途や効能があるアルニカ精油は、「筋肉と打撲の守り神」と呼ばれることもあります。
またアルニカオイルには、消炎作用や血行促進作用があるためマッサージクリームとして使用することで、むくみや筋肉痛、打撲の緩和が期待できるでしょう。

実際に、マラソン後のランナーの足に、アルニカのオイルやクリームを4時間おきに塗り込むと筋肉痛が解消されるという研究結果があります。
そのため、スポーツ後の疲労ケアや怪我の予防のためのスポーツマッサージに使用されることが多いアルニカを使った商品。
また、変形症関節症の患者の手足にアルニカオイルを1日2回使用することで痛みが緩和された研究結果もあり、鎮痛薬や抗炎症薬を服用した時と同様の効果があると発表されています。

150種類以上の薬学的に有用な成分を含むアルニカ精油は強い薬効がある為、使用するにあたっては注意が必要です。
毒性成分も含まれるため食用や傷口に直接使用すること、妊娠中の使用は禁忌になっています。

精油以外では、植物油に浸けこんで有効成分を浸出させる浸出油を多く目にするかもしれません。
これはいわゆるキャリアオイルと呼ばれマッサージオイルのベースとして使われることが多いです。
ただし、浸出油だったとしても薬理作用はある為用法用量を守り使用してください。
マッサージクリームやマッサージオイルとしてアルニカの成分を使用した商品も沢山ありますので、最初はすでにブレンドされている商品を使ってみるのもいいでしょう。

ただし、市販されている既存の商品でも、キク科アレルギーがある場合は必ずパッチテストをしてください。
皮膚が弱い方などが初めて使用する場合もパッチテストを行ってから使用することをおすすめします。

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